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教会結婚式の花

ブーケ 教会で結婚式を挙げる時、お花は自分達で用意する事になっている。約1ヶ月前、 町の花屋さんへ相談に行った。

花屋さんによると普通は、花嫁のブーケ、祭壇上(テーブル) に1つ、花婿・花嫁の両サイドに各1つ、花の種類はバラにかすみ草というのが定番らしい。 値段は全部で250ユーロだという。この他には、教会の各いすに一輪のバラ、車のボンネット に花束、パーティーをするレストランに飾る花とキリがない。

 さて、私のブーケはというと、ドレスの色など 考慮し、最終的に旦那が決めた。(ブーケは旦那さまの結婚前 の最後の送り物になるので、花婿が決める事になっている様だ) 私達の花屋さんはとても上手にブーケを作ってくれるので、当日がとても楽しみである。


 


砂糖菓子(Confetti/コンフェッティ)

コンフェッティ 結婚式に欠かせないお菓子といえばアーモンドを砂糖で包んだ Confetti/コンフェッティだ。 このお菓子Confetti/コンフェッティは、子供が生まれた時、結婚記念日、洗礼(Battesimo)の時 にも 欠かせない。

 私達の結婚式は家族、親戚、親しい友人のみの少人数の為、始めは砂糖菓子 (Confetti/コンフェッティ)については特に考えていなかった。しかし、周りから 「砂糖菓子(Confetti/コンフェッティ)は用意したの?」 などと心配され、私達も用意する事となった。

早速、町の1920年から続いているお菓子屋さんへ行き、 3種類の中(1.10euro/キロ、1.60euro/キロ、 1.80euro/キロ)から、味見をさせてもらい買った。
次に砂糖菓子(Confetti/コンフェッティ)を買う時はいつだろうか?子供の洗礼(Battesimo)の時だろうか?それとも 結婚記念日(25年、50年)の時だろうか? イタリアで伝統的なお菓子を取り入れ、私達の結婚式も少し立派になった様な気がした。 日本なら砂糖菓子(Confetti/コンフェッティ)の代わりは紅白饅頭になるのだろうか? 饅頭ではお洒落じゃないという感じもしますが、伝統を守ることも大切なのではないかなと思う。


 


ウェディングケーキ

ウェディングケーキ 結婚式にはやはりウェディングケーキは欠かせない。しかし、 ここでは自分の思った様なケーキを手に入れるのが難しそうだったので、 友人に相談したところ、友人の旦那さま、お母さんと3人でケーキを 作ってくれると言ってくれたのだ。 こんなに頼もしい事はない!この3人なら安心して任せる事が出来そうだ。

なぜなら友人と友人のお母さんはもちろん料理上手、友人の旦那さまは フランス人でコックをしているのだ。ケーキを見る日が楽しみになってきた。

 ウェディングケーキはやはり見た目が大事と思っていたので、当日運ばれてきた ケーキを見てその素晴らしさに「わぁ〜〜」と皆が声を上げた。 ケーキカットをするのが、もったいない位だ。 ケーキカットをして皆に配られたこのケーキ、参加者全員が「美しい上に、美味しい!」と大絶賛だった。 私達のウェディングケーキは、見た目はもちろん食べても美味しい最高の手作りケーキだった。


 


結婚指輪

結婚式(役所・教会)を行う前に結婚指輪を用意する。 結婚指輪は、FEDEと呼ばれ信頼の証である。日本は結婚指輪はプラチナを選ぶ人が多い様だが、 ここでは金の指輪を選ぶ人が多い様だ。指輪を買う時には、内側にお互いの名前と結婚式日を 刻んでもらう。 結婚式の当日には、指輪をのせる小さなクッションなどを用意し 事前に神父様に預ける。


 


貸衣装

教会で結婚式をすることになり、私のウェディングドレスはイギリスで作ってもらう事になったのだが、 新郎の衣装はどうしようかという事になり、ブライダルショップに見に行く事になった。 上から下まで揃えると最低でも1000euroは 必要だという。1日の為に1000euroの 出費はかなり大きい。日本なら結婚式には貸衣装を利用するので、ここにも 貸衣装は無いの?という事になり、電話帳やインターネットで調べてみる事にした。 しかし、結果はゼロ、エミリア・ロマーニャ州では探し出す事が出来なかった。

 日本なら何処にでも貸衣装があり、成人式、結婚式の為に とダイレクトメールが絶えないのに。「ここで1軒も探せ無いなんて〜〜!」 分かっていてもいつも思ってしまう「日本なら・・・。」

 諦めかけた頃、ある友人が1年前に結婚式を挙げた時、貸衣装を利用したという話を 聞いた。この友人から場所を聞き、数日後、この貸衣装屋 さんに行くことにした。

場所は住宅地の一角で少し分かりにくい場所であったが、辿り着く事が出来た。 貸衣装屋の女主人によると、イタリアでは貸衣装を利用する習慣が あまり無いという。しかし最近の若い人達の中には、貸衣装を利用し、浮いたお金は新婚旅行 に使うという人達が徐々に増えているという。

 この貸衣装屋さんは、主に劇場用衣装、イベント、お祭り用の衣装が置いてあり、まるで 舞台裏にでも入り込んだ様な感じだった。 いつもの様に色々と話をしつつ、スーツを試着し靴まで借りる事が出来た。(靴は有名な舞台俳優が 一度使っただけの物) 肝心なスーツは、貸衣装とはいえ女主人のお墨付きで良い物だった。


 


お祝いのキス

結婚式の朝、私達は町の中心に住んでいる為、徒歩で役所に向う事にした。 彼はスーツ、私はワンピースにブーケを持っていれば誰が見ても結婚式というのが 分かる装いだ。

 家を出るとすぐに洋服屋をやっている友人が近くに寄ってき て目からは涙を流し「おめでとう!」 と声をかけお祝いのキスをしてくれた。(さすがにイタリア人!感情表現が豊かである) さらに役所に辿り着くまでの間美容院、洋服屋をやっている友人などから多くの 祝福のキスをもらった。あまり知らない人までも。 小さな町に住んでいるので、この日は 通りすがりの皆が祝福してくれ、小さな町に住んでいて良かったと思える一日であった。


 


白いリボン

白いリボン 結婚式の当日、参加者達は車で移動する事になる。前日、白いリボン を参加者に 渡し車の一部 (アンテナ、サイドミラーなど)に付けてもらった。この白いリボンは、結婚式に参加する車 という意味を持つのだ。

結婚式が終わり、レストランに移動する際この白いリボンを付けた車は 、クラクションをけたたましく鳴らし町の中を走り、 結婚式を挙げた二人をお祝いする。
町の人達はこのクラクションの音を聞き、この白いリボンを付けた 車を見つけ、新しいカップルが誕生した事を知るのだ。


 


指紋押収

イタリアでの法律が変わり、滞在許可を申請する際に 指紋の押収が義務付けられた。 犯罪者でもないのに!と嫌な気分ではあるが仕方が無い。 警察(Questura)に行くのは、いつも楽しい気分ではない。ましてや今回は指紋押収 もあるのだ。 私の管轄の警察(Questura)は外国人の申請手続きが全て予約制になった為、 朝から並ぶ必要が無くなったのが唯一の救いだろうか。

 先ず窓口で書類を申請すると、他の部屋で指紋を取ってくる様にと言われ、 別の部屋に移動した。別の部屋に行くと科学班の係官が他の女性の指紋を取っていた。前の女性が終わり 私の番がやってきた。もちろん初めての指紋押収である! 係官は一枚の紙を差し出し、無愛想に
「サインして」と言った。 私はサインをする前に書類の内容に目を通していると、
「なんでサインしないんだ!」
と突然切れた。この確認する為のちょっとした 時間が、なぜか係官の気に触ったらしく、
「内容の確認をしたかったのだけど」と言うと係官は、
「警察でも簡単に信用してはいけないよね」 と皮肉を言い書類を破き、
「今日は指紋を取るのを止めよう」と言い出した。 (実際は彼に止める権限は無いのだが)突然の事に唖然とした。 そして、その場にいた夫が
「まあ、そんなこと言わないで」などと言うと係官も冷静になり、 再び指紋を取る用意を始めた。

 ここからは自分の行動を反省したかのように、 態度をガラリと変え 口数が多くなった。 (夫によるとイタリア人の典型だと言う。) 彼は指紋押収の必要性などを話だし、犯罪者は手袋をしているので指紋押収を しても意味が無いが、事故が起きた時に身元がすぐに判明するから必要だと言う。 どうやら彼は科学班で働く事にとても誇りを持っているのだが、毎日外国人 の指紋を取り続け ストレスが溜まっている様だった。理由はともあれ私にはたった一度の出来事。彼には仕事のプロとして徹して欲しかったと言うのは 私の素直な感想である。帰り際には「Auguri!Bocca lupo!」 と声をかけてきて、少し前の出来事がまるで嘘の様だった。

 外国人全てが犯罪者ではないのと同じように、 警察官も嫌な人ばかりではないので、 この日は私の運が悪かったと思う事にした。
 次の日、友人であるここの警察署長 にこの出来事を話したら「申し訳ないが、これからは彼の様なイタリア人にも 慣れていかないと!」と励ましの言葉?をもらった。確かにその通りだとその言葉に納得しない訳には行かなかった。 警察に行った時に、他の警察官は指紋を採るので気を使って色々と声を掛けてくれる親切な人もいた。 科学班の係官も根は悪い人ではないのだが、思ったことをすぐに口に出してすぐ忘れてしまうと 言うよくあるタイプの様だ。この様にイタリアに来て色々なタイプの人に出会う事は 、イタリアを知るという意味でも良い経験だと言えるのではないだろうか。


 


パーティー

結婚式の後、レストランで小さなパーティーを開いた。日本なら披露宴の食事は 和・洋・中から選ぶ事になるのだろうが、ここではパーティーは レストラン=イタリア料理だ。 通常の結婚式用のメニューだと何時間も食べっぱなしになるので、少しメニューを替えて通常よりも 軽めのメニューにした。

〜MENU〜
食前酒(Apertivo)
前菜(Antipasto)・・・ブルスケッタ(パン)の上にきのこ、トマト、フォアグラ、生ハム等がのったもの。
第一の皿(primo piatto)・・・三種類のパスタ(きのこのラビオリ、イノシシのタリアテッレ、                   栗の粉で作ったパスタ)

  *レストランのオーナーはAssaggio(試食程度の量)だからと言ったが、一皿ごと十分一人前はあり、 お腹を十分満たしたのは言うまでもない。

シャーベット(Sorbetto)
第二の皿(secondo piatto)・・・牛肉、豚肉、羊肉、ソーセージ、ペーコンの網焼き(Grigliata mista)、 猪肉の煮込み
添え物(Contorno)・・・野菜の網焼き、フライドポテト
Dolce
  全ての食事がひと段落したところでケーキカット
炭酸甘口ワイン(Spumante/スプマンテ)を開ける
デザート+ウェディングケーキ
食後酒(Digestivo)
コーヒー(caffe`)

ここで漸く全ての食事が終わる。メニューを少し替えたにもかかわらず 誰も夕食を口にしなかった。 普通でも量が多めのイタリア料理。結婚式のパーティーとなると4〜5時間食べ続けるのが 普通の様だが、さすがに出てくる料理を全て食べ尽くすのは容易な事ではない。


 


番外編 結婚式

結婚式の車 ピエモンテに住む友人の結婚式に参加し、友人の結婚式を家族と一緒に見守っていました。 結婚式の朝、メイクさんが来たり、美容師さんが来たりとバタバタしている中、友人の父親は、いつもウルウルとしていました。 そして、教会までの徒歩5分くらいの道のりの所なんですが、車がお出迎え。クラッシックカーです。
わずか5分でもこの車をレンタルしたらしいですが、何でもかなりの費用が必要だったと・・・・涙でウルウルしているお父さんが、呟いていました。(笑)


 


番外編 国際結婚と両親

近頃、数多くの方が国際結婚をされているかと思いますが、両親はすぐに賛成してくれた人はどれ位いるのでしょうか?

 例えば、国際的な家庭(海外駐在経験がある、海外生活に理解がある、留学経験があるetc.)ならば、、すぐに祝福をしてくれるかもしれません。 実際に、私の友人にも姉妹がすでに国際結婚をしていたり、親戚の中に国際結婚をしている人がいる場合には、親はすぐに喜んで祝福してくれたと言います。

私の母親はというと、すぐに賛成してくれた訳ではありませんでした。結婚しても近くにいてくれると思った娘が、いきなり知らない国へ行ってしまうと聞いたら、心穏やかでいれる 訳がありません。 私は、子供が生まれるまでは、イタリアと日本なんて飛行機で12時間の距離じゃない!と言っていましたが、子供が生まれて親になり、少し母親の 気持ちが分かるような気がします。 息子が、いきなり遠くへ行くと行ったら、やはり良い気分ではないような・・・・・。

「子供が生まれたら、もうあなたのものではないのよ」とある女性が話していました。この女性は、二人の子供がいるのですが、二人とも 仕事のために親元を離れて暮らしているそうです。 子供の人生なのだから、親は受け入れるしかないということでしょう。

 多くの国際結婚の経験者は、日本から遠くはなれて暮らしいる為、普通以上に家族の大切さを知っているのではないかと思います。 特に家族を大事にするイタリア社会では、最後に一番自分のことを心配してくれるのは、血の繋がった家族だけだと感じることが多いです。 日本から色々な物を送ってくれたりして、海外生活を支えてくれるのは、日本にいる親だと思います。常に感謝の気持ちを忘れてはいけないし、 この気持ちもイタリア人のように口に出して、表現しないといけないなと思います。


 


番外編 国際結婚と離婚

当サイトでも色々と国際結婚in Italyの大変さをお知らせしましたが、 イタリアでは、離婚する事も大変な事です。まず別れる(別居)ということを申請し、その後3年経たなければ離婚する事 は出来ないのです。もし、教会で宗教婚をした場合には、もっと話は複雑なことになってきます。 神に永遠の愛を誓った訳ですから、そう簡単に別れます!とはならないのです。

役所で式を挙げた場合も紙にサインをして終わりとはなりません。弁護士を立てて、色々な手続きをする為にかなりの費用がかかります。 イタリアでの離婚率はとても高いです。しかし、近頃では結婚をしないカップルが増えているのには、結婚が永遠に続かないこと、上記のような手続き が大変面倒という事にも関係しているようです。 私の周りにも多くの離婚してる人がいますが、教会で結婚式を挙げた人は離婚の手続きをしていません。 また新しい人と結婚しようとなると大変な手続きをするかもしくは、結婚という手続きを取らずに同居・同棲という形を取る事になります。

結婚するという事は、これから二人で同じ道に進んでいく為、一生懸命に色々な手続きをも乗り越えることが出来るかと思いますが、 離婚となると結婚とは逆で大変だろうと思います。結婚する時に離婚の事を考えるのは・・・と思いますが、イタリアのこのような状況も知っておく必要があるのではないでしょうか?