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イタリアで結婚式を挙げる

chiesa イタリアには2通りの結婚方式があります。(以下の2点)

 民事婚という市役所での人前式 (Matrimonio civile)
 教会での宗教婚 (Matrimonio Religioso)

私達は教会で結婚式をする事に決め、まず神父様と話しをし、 私の滞在許可書等の手続き上、先に役所(Comune/コムーネ) で民事婚(Matrimonio Civile)をした後、教会で宗教婚(Matrimonio Religioso)をする事になりました。

 教会での結婚式(Matrimonio Religioso)は当事者の1人がキリスト教ならば 基本的に式を挙げる事が出来ます。(Mista religione)
神父様がキリスト教の決まり事が書いてある本を 見せてくれ、1人がキリスト教でない場合でも結婚式を受け入れるという一文を見せてくれました。

以下は私達の結婚するまでの長い道のりです。


 


1.役所(comune)に問い合わせ

自分の住む事になる市役所(Comune)の担当窓口(Ufficio di stato civile) で、結婚に際し必要な書類を確認する。

必要書類
*Nulla Osta(婚姻要件具備証明書)日本大使館/領事館が発行しイタリア語訳されたもの

 Nulla Ostaとは?
独身証明の事でイタリアの法律上、日本政府が独身である事(結婚できる状態) を証明する書類。 私の役所では必要書類はNulla Ostaのみでしたが、役所によっては この他Certificato di nascita(出生証明)が必要になる場合もあります。
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2.日本大使館/領事館で必要書類を申請

Nulla Osta を申請

必要書類
*戸籍謄本 1 通(発行されてから3ヶ月以内のもの)
*死別、離別のある場合には、婚姻及び婚姻解消の事実が全て記載されたもの。
*婚姻する相手の氏名が記載された身分証明書又は旅券のコピー 1通
*申請者の日本国旅券

 北からエミリア・ロマーニャ州までがミラノ領事館、 それ以南はローマ日本大使館の管轄。

 在イタリア日本大使館(ローマ)
住所:Via Quintino Sella 60,00187  Roma
地下鉄A線 REPUBBLICA駅より徒歩10分
TEL:06−487991 FAX:06−42014998
受付け時間  月〜金曜日  09:30〜12:30、14:30〜17:00

 日本領事館(ミラノ)
住所:Via privata C.Mangili2/4, Milano
TEL:02−6241141 FAX:02−6597201
受付け時間  月〜金曜日  09:30〜12:30、14:30〜17:00
 
デジカメで撮った写真を日本の家族に気軽に送れます。困った時にもサポートがしっかりしているの安心して利用できますよ!!



3.県庁(Prefettura)へ行く

日本大使館/領事館から発行された書類を持参し県庁(Prefettura)へ行き、 日本大使館/領事館から発行された書類に押された印が正規の物かどうかを確認する。(Legalizzazione)

必要書類
日本大使館/領事館から発行された書類
印紙(marca da bollo)10.33Euro

*日本大使館/領事館の印が県庁で確認出来ない場合は、日本大使館/領事館の印鑑証明が必要になる場合あります。  私の役所では通常、担当者が県庁に書類を送り、手続きをするようになっていました。
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4.結婚の公示(Pubblicazione di Matrimonio)

用意した書類を役所の担当窓口(Ufficio di stato civile)に持参し、結婚の公示の手続きをします。

結婚の公示には、当事者の氏名、生年月日、国籍、出生場所が記載され、役所の掲示板に8日間+3日間( 異議があった場合の申請手続きの為の予備日)張り出されます。 張り出された期間に他の市民から異議が無ければ結婚が認められる。

必要書類
*Legalizzazione済の日本大使館領事館から発行された必要書類
*印紙(Marca da bollo)10.33Euro
*身分証明書
 


5.挙式の日程、財産名義、証人の決定

 結婚の公示が終わると挙式日程を決定する事が出来ます
民事婚は役所の開いている時間内に挙式をすることができます。
(例:私達の場合は土曜日の11時でした)

 財産名義を決定 (Regime patrimoniale del bene)
婚姻後、取得する物の名義を共同名義(Comunione dei beni)にするか個人名義(Separazione dei beni) にするかを決めます。

特に申請をしない場合は、共同名義(Comunione dei beni)となります。 後に個人名義に変更したい場合には公証人(Notaio)の所へ行き、手続きをする事になりますが、費用がかかります。

 証人の決定
名前、生年月日を伝える(当日、証人の変更可)


6.挙 式(民事婚 Matrimonio Civile)

 市長又はそれに準ずる人から当事者の氏名、生年月日、出生地、国籍の確認
 イタリア民法(Codice Civile)の朗読143、144、147条
 誓いの言葉
 証人の氏名、生年月日、出生地の確認と証人の承諾
 市長又はそれに準ずる人による婚姻宣言
 市長が選んだ詩の朗読あった
 書類に署名。当事者と証人
 役所より花束贈呈
 


7.滞在許可書(Permesso di Soggiorno)の変更手続き

最寄の警察署(Questura)で滞在許可書の変更手続きをします。婚姻後は滞在目的が家族(Famiglia) になり、期間は2年。
私の管轄の警察(Questura)では外国人の申請手続きが予約制になった為、事前に電話で予約を入れます。
 当日は書類を申請し、指紋の押収がある。半券を受け取り約2週間後に電話で用意が出来たかどうか確認をし受け取りに行く。

必要書類
*証明写真5枚
*印紙(Marca da bollo)10.33Euro
*Certificato di matrimonio
*Domicilo /abitazione
*Assicurazione sanitaria
*Dichiatazione di responsabilita`
 


8.住民登録

役所で住民登録(Residenza)をし、イタリア人配偶者の戸籍内容(Cetificato di stato di Famiglia) を変更する。この手続きをした後、警察(Vigile)が確認の為に家にやって来て幾つかの質問を 書類に書き込みます。
 


9.身分証明書(Carta d'identita`)を作成

警察(Vigile)が家に来た後、役所(comune)で身分証明書(Carta d'identita`)を作成する事が出来ます。 身分証明書(Carta d'identita`)には、背の高さ、目の色、髪の色を記入。
外国人は、この身分証明書(Carta d'identita`) はイタリア国内のみ使用可。

必要書類
*証明写真3枚
*5.42Euro
*滞在許可書(Permesso di Soggiorno)
 


10.健康保険/Azienda Sanitaria Locale(cassa Malattia)
Tessera sanitariaの申請

必要書類
*滞在許可書(Permesso di Soggiorno)
*エミリア・ロマーニャ州では、滞在許可書を持たない人も Tessera sanitariaを申請する事が出来ます。
 


11.日本大使館領事館に婚姻届を提出

イタリアの役所で結婚した場合、イタリアの法律上の手続きが終了しただけで、日本の戸籍上は 変っていません。婚姻が成立した日から3ヶ月以内に日本大使館/領事館で婚姻の手続きをする必要があります。(郵送可)

必要書類
*戸籍謄本 2 通
*婚姻証明書(Certificato do Matrimonio) 2通(役所で入手)
*外国人夫(妻)の国籍証明書(Certificato di cittadinanza)2通(役所で入手)
 


教会で結婚式を挙げる(Matrimonio Religioso)

 居住地(Residenza)の教会へ行き、教区司祭(Parroco)と教会で式を挙げられるかどうか 話をし教区司祭が結婚式を認める場合には、必要書類を揃えます

 キリスト教で無い場合   必要書類なし
 キリスト教の場合
  Certificato di battesimo、Certificato di cresima、Certificato di stato libero

 私の住む町では初めてのMista Regligioneだった為、Vescovo(capo religioso della provincia/カトッリク教の司祭) の所へ、Modulo(Mista Regligione 用の記入用紙)を取りに行き、この用紙をもとに教区司祭が必要事項を記入していきました。 記入後この用紙はVescovoに送られます。

 教区司祭から質問されます
・結婚して子供を持つか
・一生相手を愛する事を誓うか
・相手を裏切らないか
・最後に部屋に1人ずつ呼ばれ結婚しに際し、相手に隠し事がないかを質問されます

 日程の決定
 財産名義の決定
 私達の場合は、先に民事婚をしてるので役所にて財産名義は決定済み。

 通常結婚式の前に教会に通いカトッリックの教えを勉強するのだが、私達の場合は 夫の叔父が神父を務めてくれた為、教会には通いませんでしたが事前に結婚についての話がありました

教会  結婚式の当日

 結婚の誓い
 聖書の朗読
 指輪の交換
 結婚宣言
 誓約書に署名(当事者、証人)
 


 式の少し前に神父様より段取りについて話があります。 Mista Regligioneということで、通常行われるミサは行わなかった為、式の所要時間は約30分。 神父を務めてくれた夫の叔父は日本在歴が長い為、時折日本語を交えて話をしてくれたので 安心して結婚式を挙げる事が出来ました。

カトリックの国イタリアに住む事になり、 結婚式をカトリックの教会で挙げた事により今まで遠い存在であった宗教、キリスト教に 少しだが近づいた様に思います。
以前はカトリックの教会で式を挙げる場合は、カトリックに改宗 しなければならなかったようですが、現在は互いの宗教を尊重すると言う意味で改宗の必要は無りません。この結婚式 を機にイタリアの生活に密着したキリスト教の教えを少しずつ学んでいけたらと思います。
(31/10/'03)